NAISEI

満足するまで壁打ち

排泄

なにかしらのアウトプットをしたいと思っていた。

音楽、絵、お芝居で表現したこともあった、人と話すこともそう。なんとなく遠ざかってしまったし、話したい人とは会えないし。最近の創作活動といえ料理することなんだけど、すっきりして楽しいし美味しいし満足するけどなんかちょっと違う。自分の中からなにか出したいなという気持ちがわさわさまた湧いてきた。排泄したい気持ちと一緒なのかもしれない。

エッセイを読むのが好き。今年1冊目は星野源「そして生活はつづく」。紅白歌合戦のうちで踊ろうフルバーションを聴いてから、なんとお経みたいなんだろうと感動して、思想を知りたくてその日のうちにAmazon様のお世話になったのでした。ひとつになろうという言葉への違和感など当時の星野源って今の私とほとんど同じような年齢の筈なのに悟ってるな、10年以上前から同じ思想なんだなとまた感動した。集団の中にいるとリーダーが登場してしまう、ルールが発生してしまう、流れに乗れない人はあぶれてしまう、ばらばらでいいのではないかというのは、同じことを栗原康の本でも読んだなと思い出した。

今日も仕事をしててひとりを感じる時がある。単に疎外感の、ネガティブなひとり。ずっと自分の価値についてしゃべってばっかりのおばちゃんたちがどうにも苦手で、こそこそした会話が聞こえるだけでもいらいらする、ふたりの世界みたいで。自分の世界は自分の中にないのかなあ、他人に自分の価値を認めてもらうことが全てみたい。虚しい。利用者さんの話をしてるのにいつの間にかそのおばちゃんがいかに影響力があるかって話になってるんだもん、おかしいねえ。集団の中で自分がどれだけ優れているのかなんていうのは、ひとりひとりでいればどうでもいいことなのにな。たったふたりで作られた流れだけど乗れなかったら多数決の流れであぶれてしまうのか。みんなひとりでいればいいのになあ、そんな環境に身を置きたい。

負の感情でいっぱいな排泄。書きながらすっきりぶりぶり。